フレンチブルドッグひろば

こたライフ

フレンチブルドック コニと小太郎との日々

【Koni】2018.12.15〜

子宮蓄のう症の手術から

一年後、てんかんの発症。

 

てんかん発作が2018.7月におこってから

約5ヶ月後の12月15日。

 

年末で

仕事も忙しくて

街はクリスマスイルミネーション。

何処でもクリスマスソング。

そんな華やかな頃のこと。

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コニの痴呆症状はすすんでいました。

てんかんの発作は薬で抑えられていましたが、いきなり年をとったかんじがしました。

我が家は、相変わらずシーツを敷き詰め

排泄の処理をし、よろよろでも動き回るコニの介添、洗濯、手から食事をさせ、お水を飲ませる、態勢を変えてあげるなどなどで

大忙しでした。

また、てんかん発作を極力抑えたいので

部屋は薄暗くしてました。

 

幸いにして会社が近いところにあったので

お昼休みには帰宅でき、

コニの様子を見れたり

留守中に汚れたものを処理することができました。

 

とにかく食欲があったので

それは救いだったなと今は思います。

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12/15(土)

いつもの土曜日を過ごしていました。

昨日より食欲が無いなと思いました。

そして眠っている時間が

この日から長くなりました。

 

この時期には

体を足で支えることは難しくなってました。

それでも、立とう、歩こうとしてました。

 

突然、眠っていたコニが、起きて

よろよろしながら部屋をぐるぐるぐるぐる止まらないで動き始めました。

どんなに止めようと思っても抱っこしても

手足はずっと止まらない。

まるで歩いているようです。

 

何度か部屋の角で

壁を向いてじーっとしていたり

暗いところへいき

じーっとしていたり

 

また時間がくると

同じことを繰り返しながら

時は過ぎました。

 

今までの徘徊パターンと違うようなかんじで

最初は戸惑いましたが

もしかしたらほんとうにお別れが近い気がしました。

 

どんな呼びかけも

届かない。名前を呼んでも振り向かない

美味しそうなオヤツも、抱っこも

なでなでも、何も興味を持たない。

 

私たちが家族ということを

忘れているんだと思いました。

それが、悲しくて寂しくて

泣いてばかりいました。

 

子どもたちが、わたしが思っていることを言葉にしました。

「コニは、ぼくたちを忘れちゃったね」

 

そんなことないよとは言えませんでした。

 

代わりに私は、

「コニの命は、あと僅かかもしれない。

お母さんはそんな気がするんだ。

でも、コニって、優しいね。

みんなが悲しまないようにさ

お別れする心の準備させてるような気がしてならないんだ。コニ優しいからいつもさ。

 

今はコニに忘れられてしまって

みんな悲しいけどね、思い出して欲しい。

いままで家族がそれぞれ、他のことに夢中になったりいろんな事情で成長とともに

世界が広がってきても

コニはね、変わらないでいたよね。

いつでも私たちがすべてだったね。

それを今思い返して

愛してあげよう。恩返したくさんしようね。」

 

子どもたちは、コニが死ぬなんて

絶対いやだと言ってました。

 

命が短いなんて気づいてしまった

わたし。

繋がっていたからこそわかったんだと

勝手に思いました。